【6月16日 AFP】韓国で、無免許運転で車で少年をはねて軽傷を負わせた48歳の男が、交通違反を隠ぺいするため、この少年を殺害していたことが分かった。複数の韓国メディアが16日、報じた。

 内装業者のこの男は、免停中に加え酒気帯び状態で車を運転していて11歳の少年をはね、軽傷を負わせた。男は少年を医者に連れて行ったが、施設が整った病院に連れて行くように言われたという。

 しかし、男は病院には行かずに、少年を潭陽(Damyang)郡の人里離れた場所まで車で連れて行き、空気銃で4回撃って殺害した。

 その後、警察に免停中の交通違反発覚を恐れて男が少年を殺した可能性があるとの通報があり、男の逮捕につながった。
 
 少年を殺害した動機について、男は「生活のために、どうしても免許証が必要だとの強迫観念に取り付かれていた」と供述しているという。

 男は9月に免許証を再交付される予定だった。(c)AFP